《関東財務局から警告を受けている無登録業者》

LOYAL(ロイヤル)及び株式会社カイ(Kai Corporation)が仕手株詐欺を行っていないか検証していきます。

昨日3月12日の夕方、コインチェック株式会社から「一部仮想通貨の出金、売却再開のお知らせ」という発表がありました。

1月26日に発生した不正アクセスによる仮想通貨NEMの不正送金等への対応に関するプレスリリースで、一部仮想通貨の出金・売却を再開していくとの事。

又、併せて仮想通貨NEMの不正送金に関する補償も行われる様ですね。

日本円での補償となっており、補償金額は「88.549円×日本時間2018年1月26日23時59分59秒時点での保有数」。

仮想通貨NEMでの補償ではないにしても、顧客の資産が保全された点ではホッと胸をなで下ろした方が多いのではないでしょうか?

3月8日には仮想通貨交換業者(コインチェック株式会社等のみなし業者を含む)7社に対して金融庁が行政処分を行うなど、引き続き監視を強めており、改めてリスクとは何かを考えさせられた次第。

特に仮想通貨に関しては外的要因によるリスクが大きく、私としては今まで通り、株式投資を主軸に資産運用していきたいと考えています。

さて、LOYAL(ロイヤル)という株式投資情報サイトをご存知でしょうか?

ドメイン取得年月日は2018年2月9日と、運営開始から1ヵ月が経過したばかりのかなり新しいサイトです。

どこかで見かけた様なサイトデザインだったので会社名の「株式会社カイ」で検索してみたところ、Nihon Securities Trade(NST)というサイトも運営しています。

・なぜ2つのサイトを運営する必要があるのか
・Nihon Securities Trade(NST)からLOYAL(ロイヤル)へリニューアルするのか

など、気になる点が多い怪しいサイト

株式会社カイは金融商品取引業者としての認可を受けておらず、2017年10月30日に無登録で金融商品取引業を行う者として金融庁・財務局から警告を受けていますので、会員の方はすぐに利用を停止した方が良いと思います。

以下、私、安達がお伝えします。

事前にこちらも確認してみて下さい。
悪徳な投資情報サイト詐欺に遭わない為の注意点

LOYAL(ロイヤル)に会員登録する前に分かる事は?

まず最初に、LOYAL(ロイヤル)を知ったきっかけについて触れておきましょう。

今日の朝、「はじめまして、投資会社のロイヤルです」という件名で突然メールが届きました。

本文には「個人情報保護センターによる紹介登録となった」と書いてあるものの、個人情報保護センターなる機関は聞いた事が無く、登録もしていません。

そもそも「個人情報保護センター」を名乗りながら、私のメールアドレス(個人情報)が全く保護されていない事が大きな問題。

この状況で、

提携106社から集まる情報ネットワーク
LOYAL(ロイヤル)と一般的な投資会社との圧倒的な差は、提携する投資会社106社の監査を行う立場によって得られる情報ネットワークの強さ。
国内最大級のネットワークを通じて1銘柄につき100以上の有力な情報を集め、高騰目前である事が確かな銘柄を提供する事が出来る。

大量の買いを集めるLOYAL(ロイヤル)の信用力
LOYAL(ロイヤル)の選び出した銘柄がこれまで高い実績を残している事から、LOYAL(ロイヤル)が推奨する銘柄は提携各社からも多くの買いが集まる。
その上で「どの投資会社にいつ情報を流せば会員の利益になるか」を徹底的にコントロールしている為、単に情報提供だけを行う投資会社とは比較にならない程の利益効率を実現してもらえる。

最適なフォローを行う対応力
例え株の未経験者でも確実性をもって売買出来る様、サポートやコンサルタントの教育を徹底し、どの様な資産状況からでも最適なフォローを行う。

といった強みや、

1.LOYAL(ロイヤル)では公的機関等からの委託により、提携する106社もの投資会社から提供前の情報が集まる。
2.集まった情報から「どの会社がどの銘柄を推奨するか」「どの銘柄に今後資金が集まるか」「どの程度のリスクがあるか」といった全体像を把握。
3.上記の過程で高騰目前の銘柄の情報を選び出し、会員に情報提供する。
会員が安価で買い付け後、提携各社に情報提供する。
長年付き合った「ロイヤルの情報が高騰する」という事実に基づき買いが集まる為、その銘柄の株価が高騰する。
4.会員は高騰した状態で売れる為、大きな利益を獲得出来る。

という利益を得るまでの流れを説明されたところで、全く信用出来ない事は言うまでもありません。

公的機関から委託されているのであればその機関名を、106社と提携しているのであればその会社名をしっかり載せるべきで、これが明らかにならない限り、嘘・捏造を散りばめた悪徳な株式投資情報サイトとしかみなされないと、なぜ理解しないのか…

結局こういった金融商品取引業者としての認可を受けていない無登録業者は、何の説得力も持たない甘い言葉で誘惑し、会員のお金を搾取する事しか考えていないのでしょう。

3月2日の「株式会社JG-company、株式会社Master及び株式会社S&F並びにその役員3名による金融商品取引法違反行為に係る裁判所への禁止及び停止命令発出の申立てについて」同様の処分が下される事を切に願うばかりです。

改めてトップページを見てみます。

累計3万人が1,000万円以上の資産増加」と大々的に掲げられているものの、たった1ヵ月の運営実績しか無いサイトが、3万人もの顧客を獲得出来るものでしょうか?

金融庁・財務局から警告を受けた会社を利用したいと考える人がいるはずも無く、狂気の沙汰と言えるのでは…

上述した通り、株式会社カイはNihon Securities Trade(NST)も運営している訳ですが、サイトデザインを見比べてみて下さい。

サイト名以外に何か違いはありますか?

サイトデザインだけでなく文言やコンテンツもほぼ同じと、瓜二つのサイトと判断出来るでしょう。

Nihon Securities Trade(NST) 詐欺検証」という記事もご覧頂くと、ご理解頂けるはず。

「厳選注目銘柄を確実にお受け取り頂くまで」という項目で「NSTの厳選投資情報を受け取る」という文言が確認出来ますし、やはりNihon Securities Trade(NST)からLOYAL(ロイヤル)へとリニューアルする段階にあると推察されますね。

「LOYAL(ロイヤル)」とするところを、おそらく修正し忘れたのでしょう。

サイト名を変え、金融庁・財務局からの警告から逃れ様としているのかもしれませんが、無駄な努力でしかないですね。

LOYAL(ロイヤル)に会員登録した後に分かる事は?

金融庁・財務局から警告を受けた会社が運営するサイトへの登録意思などありませんが、LOYAL(ロイヤル)から届いたメールに会員ID・PASS・会員専用ページのログインURLが示されていましたので、情報収集の為にログインしてみたいと思います。

ログイン後のページを見てみると、

・LOYALについて
・他社との決定的な違い
・会員ステージ一覧
・提供銘柄分析
・株式投資が初めての方へ
・失敗から成功を手にするまで
・商品購入
・企業情報
・代表挨拶
・CSR活動
・企業スローガン
・経営方針、情報提供方針
・採用情報

などのコンテンツが閲覧出来る様になっていました。

まず「LOYALについて」のページでは、メールに示されていた強みの他に、LOYAL(ロイヤル)の情報環境を支える提携会社の一部として、

・投資会社
・ファンド
・プライベートバンク
・資産家グループ

を挙げ、常に最新の情報が集まる提携体制によって高い利益を約束出来る投資環境が整っていると豪語。

又、これらの提携各社の情報を査定する立場にある為、全体の状況を把握出来るとも伝えています。

無登録業者が情報を査定する立場!?

笑えない冗談は勘弁してほしいですね…

情報を査定する前に、自分達が金融商品取引業者としての資格が無い事をどう考えているのか、しっかり説明すべきでしょう。

次に「商品購入」のページを見てみます。

現在販売しているのは「ファーストソリッド情報」。

個人情報保護センターからの紹介という形での入会なので、通常会員とは異なる特別待遇で案内するとの事。

(何度も言いますが、個人情報保護センターから紹介された覚えは一切ありません。)

このファーストソリッド情報は9週連続でストップ高を出しているそうですが、実績として示されている6銘柄の推奨買値・推奨売値の日付が全てドメイン取得年月日以前の日付となっており、嘘・捏造されたものである事が分かるました。

もしNihon Securities Trade(NST)の実績を含めているとしても、内2件はNihon Securities Trade(NST)のドメイン取得年月日以前のものであり、いずれにしても嘘・捏造だと判断出来ると思います。

これでは、

提供銘柄数:1銘柄
必要投資金:30万円~(下回る場合は要相談)
取組期間:3週間
上昇率:280%を予定
情報提供日:手続き確認後、担当者よりメールで連絡
通常料金:139,000円
特別料金:39,000円(紹介で入会した場合)
最終割引料金:29,000円(紹介で入会し、チェックシートへ回答した場合)

という詳細を提示されたところで、利用したいと考える人は皆無でしょうね。

[ファーストステージ]

株式投資に回せる余裕資金が1,000万円以下の会員を対象とした情報を用意するステージ。
投資金のボリュームの小ささを活かし、短期急騰株で高い効率の投資を繰り返していく。
フットワークと精度を重視している。
案内する銘柄は型株・新興株が中心。
各情報の平均取り組み期間は1~2週間程度
目標利益:1,000万円

[ネクストビジョンステージ]

このステージで提供される情報はファーストステージでの情報に比べ、数倍のコストが投じられている。
平均的な滞在期間は平均半年程度で、この間にファーストステージでも利用した様な短期銘柄と1ヵ月以上のやや長めのスパンを見越した銘柄を組み合わせながら、3,000万円を達成してもらう。
目標利益:3,000万円

[グランドプレミアムステージ]

3,000万円までの利益を構築した人に利用してもらう、非常に優遇されたステージ。
改めて上位会員専門スタッフによる適切なヒアリングの上、理想とする目標と投資ペースを再設定し、それぞれの希望に合った専用の投資プランを用意する。
目標利益:1億円以上

といった会員ステージはもはや意味を成さないですね。

他にも、

査定する立場だからこその高騰利益へ導く情報力
投資に精通したスタッフ陣による万全のサポート体制
参加後も有利に投資出来る資産増大サービス

を兼ね備えた、最低でも6ヵ月で1,000万円以上の利益を獲得出来る、「オープニングスタッフ情報」なるプランがある様ですが、ファーストソリッド情報参加者が利用出来るという以外、利用料金等の詳細は不明

法外な料金を請求してくる可能性も!?

最後に「企業情報」のページを見てみます。

1982年3月:日本証券支援団体設立
1998年8月:日本証券マネージメントへサイト名変更
2017年2月:LOYALへサイト名変更
※サイト名変更時にはホームぺージ及びメールドメインを合わせて変更

という設立経緯・沿革が載っているものの、インターネットで「日本証券支援団体」「日本証券マネージメント」を検索しても該当記事は見当たらず

確かに「日本証券支援団体」については、まだネット環境が今程整っていなかったので表示されないかもしれません。

しかし「日本証券マネージメント」は2017年1月までは存在していたのでしょうから、何かしらの記事があって然るべき。

更に、LOYALへサイト名を変更したのが2017年2月というのは納得出来ません。

上述した通り、ドメイン取得年月日は2018年2月9日ですから1年も鯖を読んでいる状況。

Nihon Securities Trade(NST)にサイト名を変更した経緯も載っていません。

ちなみに株式会社カイの法人番号指定年月日は、以前の社名も含めて平成27年10月5日

設立経緯・沿革に整合性が無い事がお分かり頂けたのでは?

2017年の2月7日と2017年2月13日、僅か1週間で2回の事務所移転を行う謎の会社。

所在地に物件名を載せていないのも、おそらく詳細を知られたくないという思惑があるのでは!?

金融商品取引業者としての認可を受けていない
2017年10月30日に無登録で金融商品取引業を行う者として金融庁・財務局から警告を受けている
迷惑メールが届く
頻繁にサイトをリニューアルする
複数のサイトが似た様なデザイン・文言を使用している
1つの会社が複数のサイトを運営している
実績とドメイン取得年月日の整合性が不透明

など多くの観点から、利用するのは極めて危険と判断します。

LOYAL(ロイヤル) 運営会社情報

[URL]http://www.loyaltrade.jp/
[会社名]株式会社カイ(Kai Corporation)
[運営責任者]樋口清之
[所在地]東京都東村山市栄町3-12-8 プレステージパレス403
[TEL]03-6228-6687
[E-mail]info@loyaltrade.jp

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