投資顧問業向上機関が仕手株詐欺を行っていないか検証していきます。

投資顧問業向上機関という投資情報サイトをご存知でしょうか?

ドメイン取得年月日は2018年5月29日と、運営開始から2ヵ月が経過したばかりの新しいサイトです。

公的機関を匂わす様な名を騙るサイトに見覚えがあるのでIPアドレスを調べてみたところ、「紹介専門ONLINE(紹介専門オンライン)」や「株式会社全日本投資救援機構」と全く同じでした。

又、投資顧問業向上機関と株式会社全日本投資救援機構は所在地と代表者までもが同じ

関連サイトと考えて間違いありませんね。

紹介専門ONLINE(紹介専門オンライン) 詐欺検証」「株式会社全日本投資救援機構 詐欺検証」についてもご参照下さい。

前提として、金融商品取引業者としての認可を受けていませんので、今後警告を受け、突然サイトが閉鎖される事も十分考えられるでしょう。

会員の方は、すぐに利用を停止した方が良いと思います。

以下、私、安達がお伝えします。

事前にこちらも確認してみて下さい。
悪徳な投資情報サイト詐欺に遭わない為の注意点

投資顧問業向上機関に会員登録する前に分かる事は?

まず最初に、投資顧問業向上機関を知ったきっかけについてお伝えしておきます。

2018年6月22日、「投資会社からの要請によりご連絡致します」という件名で、投資顧問業向上機関から突然メールが届きました。

登録した記憶が無いだけでなく、投資顧問業向上機関の名前すら聞いた事がありませんでしたので、迷惑メールと考えるのが妥当でしょう。

このメールを読み進めてみたところ、142社にも及ぶ提携投資会社から依頼を受けたらしく、今後の資産形成に大切な支援プログラムを用意したと伝えていました。

提携投資会社の一部として、

・株テクニック
・楽株.net
・東京総合研究所
・INFO
・あすなろ投資顧問
・BIZ
・ライドトレード
・CIC投資顧問株式会社
・THEME
・トレーダーズウェブ
・バリューサーチ投資顧問
・ライジングブル投資顧問
・REAL TIME
・ファースト投資顧問
・エージェント
・BJ投資顧問
・ファイナンス
・NST
・VIP投資顧問
・CMBトレード塾

といったサイトが羅列されていますが、これらのサイトは投資顧問業向上機関の迷惑メールを関知しているのでしょうか?

中にはれっきとした金融商品取引業者も含まれており、迷惑メールを配信する様なサイトと提携しているとなると、さすがに大きな問題。

しかしその様な事は考えられず、投資顧問業向上機関が無断で名前を使っているだけだと思います。

ただ、金融商品取引業者の資格を持たない無登録業者同士の繋がりはあるかもしれませんね。

様々な支援策を用意し、「協同助成プログラム」では直近1年間で2,421人の投資家の状況改善に成功したと言っていますが、おそらくでっち上げられた実績

1.提携する投資会社の各監査部署から投資家の支援要請が入る
2.紹介先となる投資会社候補をピックアップ
3.選び抜いた1社へ投資家を紹介
4.紹介先の投資会社では投資家へ優れた情報を最優先で提供

という様な協同助成プログラムによる支援の流れでその時点での最高の投資環境を紹介するという発言は、要約すれば他の株式投資情報サイトへの誘導でしかなく、メールを受け取った私にとっては全く必要の無いもの。

その後、

・【ご報告】協賛金による投資家支援
・投資会社で利益が薄くなる方との格差
・現時点での決定時刻をご報告致します
・【協賛金適用】ご紹介が決定致しました
・今回は”別格”となります
・心よりお慶び申し上げます

といった件名のメールが2018年6日25日まで届き、結果として「ONLINE(オンライン)」が紹介されました。

「ONLINE(オンライン)」のURLは示されていませんでしたが、おそらく「紹介専門ONLINE(紹介専門オンライン)」の事を指しているのでしょう。

回りくどい事をしながらも結局は、同じIPアドレスの親ドメイン「紹介専門ONLINE(紹介専門オンライン)」へ誘導する自作自演

この様な稚拙な茶番を見る限り、脳の無い人間がお金に困って詐欺行為をはたらこうとしているとしか思えませんね。

悪行はすぐに拡散されますし、無駄な努力と指摘しておきます。

投資顧問業向上機関に会員登録した後に分かる事は?

もはや触れる価値すら無いですが、備忘録として記しておきます。

会員登録する形態は採られておらず、スパムメールに投資顧問業向上機関への誘導URLが貼られていました。

しかしドメインの「http://www.ibio-ibio.com/」を開いても、「404 Not Found」と表示されるのみ。

そこでメール内に載っている長いURL「http://www.ibio-ibio.com/program.php?~」をクリックしてみたところ、ようやくサイトが表示されました。

このURLをクリックした後は、ドメインの「http://www.ibio-ibio.com/」も閲覧可能。

但し別ブラウザーで「http://www.ibio-ibio.com/」を開くと、再び「404 Not Found」の文言が表示されます。

つまり各ブラウザーで指定のURLをクリックしない限り、投資顧問業向上機関のページの閲覧は不可という事になりますね。

投資顧問業向上機関が対象者(スパムメール受信者)にのみサイト閲覧権限を与えているやり口は株式会社全日本投資救援機構と何ら変わりなく、いつになっても同じ事しか出来ないのかと呆れるのみ。

サイト名の他、

協同助成制度 → 協同助成プログラム
対象者の3ヵ月の投資利益:平均632万円 → 対象者の3ヵ月の平均利益:632万円

とほんの一部変更点があるものの、

1.「顧客の目線」で銘柄を選んでくれる
2.不安に対応するサービスがある
3.リスクや失敗する原因も紹介してくれる
4.要所での十分なフォローがある

という投資会社選びのポイント、

・経済の停滞が長期に渡って続いている
・自己責任が強く求められる時代に突入した
・ライフプランが多様化した

という投資の重要性は一言一句変わりありません。

いくら優良会社選定基準として、

・所属会員500名以上
・直近6ヵ月の所属会員平均獲得利益1,000万円以上
・優先会員には最低1名以上の専任担当を付ける準備がある
・直近1年間の目標達成率95%以上

協同助成プログラムのロードマップとして、

1.近日中に紹介先の優良情報会社が決定する
2.紹介先会社から正式に挨拶の連絡がある
3.その後紹介先会社の準備が整い次第、優先会員として厳選情報の案内が入る
4.してもらう事は、ただその案内で取り組むだけ
5.これだけで「最大1,000万円までの資産形成の補助」をさせてもらう

を挙げたところで、説得力は皆無ですよね。

尚、投資顧問業向上機関のサイト内で提示されている提携情報会社は、

・リリース
・株テクニック
・テクニカルトレード
・アクセス
・株タイム
・トレンド
・ファイナンス
・ピックアップ
・株プレミアム
・エージェント

で、一部知らない会社もありますが、無登録業者のオンパレード

こういった会社と提携していると謳う時点で、信用されないと考えないのでしょうか…?

そもそも投資顧問業向上機関は登記されておらず、電話番号の記載すら無く、本当に東京都中央区兜町8-1に拠点を構えているのか分かりません。

8,000万円の資本金を計上している会社の登記が確認出来ないというのは、有り得ない話。

設立年月日(平成8年4月5日)とドメイン取得年月日の整合性が取れず、代表者も偽名の可能性があるのでは!?

こうなると、特定商取引法違反の疑いも出てきますね。

結論としては、

金融商品取引業者としての認可を受けていない
迷惑メールが届く
複数のサイトが似た様なデザインや文言を使用している
1つの会社が複数のサイトを運営している
運営会社が登記されておらず、特定商取引法違反の疑いがある

といった観点から、

投資顧問業向上機関を利用するのは危険と判断します。

投資顧問業向上機関 運営会社情報

[URL]http://www.ibio-ibio.com/
[社名]投資顧問業向上機関
[代表者]横田健司
[所在地]東京都中央区兜町8-1 5F
[メールアドレス]info@ibio-ibio.com

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