RAKUKABU及びグロース株式会社が仕手株詐欺を行っていないか検証していきます。

RAKUKABUという株式投資情報サイトをご存知でしょうか?

ドメイン取得年月日は2018年9月20日と、運営期間は最長でも約4ヵ月の新しいサイト。

但し2019年1月26日に以下スマホのリスティング広告(http://lp01.rakukabuline.com/)からRAKUKABUの存在を知りましたので、運営開始直後の可能性もあると思います。

尚、「楽株(旧楽株.net)」という漢字表記のサイトも存在しますが、RAKUKABUとは一切関係の無い別サイトである事には注意が必要。

管理人管理人

RAKUKABU及びグロース株式会社は金融商品取引業者の認可を受けていませんので、今後財務局から警告を受け、何の前触れも無くサイトが閉鎖される事も十分考えられるでしょう。

いくら魅力的な文言を使っていても法律に従わないサイトである事には変わりなく、最新の注意を払う必要があると理解しておいて下さい。

以下、私、安達がお伝えします。

事前にこちらも確認してみて下さい。
悪徳な投資情報サイト詐欺に遭わない為の注意点

RAKUKABUに会員登録する前に分かる事は?

トップページ上部を見てみると、今すぐ買えるテンバガー(株価10倍)銘柄の情報を、今だけ無料提供すると掲載されていました。

しかし、RAKUKABUの実力として示されている無料推奨銘柄実績(2018年11月11日時点)を見る限り、過去にテンバガー銘柄を無料提供した事実は確認出来ません

この状況で、よくも平然とテンバガー銘柄を提供するなどと言えたものですね…

テンバガーどころか株価上昇率が300%(3倍)を超えた銘柄すら見受けられない訳ですから、いかにRAKUKABUが信用出来ない発言をしているか分かると思います。

しかも2018年にテンバガーを達成した銘柄は、[9820]エムティジェネックス、[3906]ALBERT、[3808]オウケイウェイヴ、[2164]地域新聞社、[6033]エクストリームの5銘柄程。

約3,650もの会社が上場している中で、たったの5銘柄(約0.137%)ですよ?

分析力・判断力のある金融商品取引業者が精査してテンバガー銘柄を導き出すならまだしも、無登録業者のRAKUKABUにその様な技量があるとは到底考えられないというのが正直な感想です。

更に各実績の日付を見てみると、6銘柄中5銘柄の日付が2018年4月~2018年8月となっています。

これはRAKUKABUがドメインを取得した2018年9月よりも前の日付であり、明らかに捏造したもの。

RAKUKABUの悪徳株式投資情報サイトたる根拠がここに露呈しましたね。

続いてトップページ中央部では「RAKUKABUとは?」という項目を用意し、サイト説明を行っていました。

RAKUKABUでは、大手証券会社や投資信託会社などで10年以上のキャリアを持ち、今でも第一線で活躍する10名のアナリストによる相場診断を基に、会員に短期間で利益が上がる銘柄情報を無料で提供しているとの事。

又、現在保有している株式の売却期間についても、個別相談でアドバイスしているそうです。

同様にトップページ中央部で「RAKUKABU 独自のメソッド」として、

・ヘッドハンティング企業と業務提携しているから出来る、凄腕アナリスト達による分析された急騰銘柄情報を提供
・会員一人一人に合った資産形成を一緒に検討してからのスタートなので過剰な株式投資は勧めておらず、親身になって相談に乗るので質問や不安要素を話してほしい
今までの会員の目標達成率は97.4%と絶対の自信があるので、会員の目標を達成出来るまで諦めない
・絶対の自信があるので、他の情報会社と比べてみてほしい
・会員にはリスクの無い投資方法や銘柄を紹介するので、気軽にアナリストまで連絡してほしい
・急騰銘柄とテンバガー銘柄で会員を億トレーダーに導くプロ集団である
利益が億以上を達成した会員は本年度(2018年度?)38名を誇っており、最短1年で目標の億トレーダーとなって今後のより良いセレブライフを過ごしてほしい

を挙げているものの、いくつか疑問・不自然なポイントが散見されました。

まず第一に、業務提携しているヘッドハンティング企業の会社名が確認出来ない点。

隠す必要はありませんし、堂々と伝えるべきでは?

逆に掲載しない事で、RAKUKABUの虚言妄言と勘繰られてしまうのは仕方ないでしょうね。

第二に、リスクの無い投資方法や銘柄を紹介する事は不可能だという事。

いかなる投資においてもリスクはつきもので、株式投資情報サイトを名乗る上で致命的な欠陥と言わざるを得ません。

RAKUKABUが無知なのか過大表記しているのか意図は不明ですが、詐欺サイトにありがちな常套句で信頼性は破綻。

第三に、これまでに何名の会員を獲得してきたのかが分からない点。

ドメインを取得してから4ヵ月しか経過しておらず、無登録の違法なサイトだという事を鑑みれば、数百人・数千人の会員がいる訳がありません

延べ何人の会員がいて97.4%の目標達成率を叩き出したのか、38名の億トレーダーを生み出したのかが分からない限り、こちらも虚言妄言と受け止められてしまうと思います。

この3点が解消しない限り、RAKUKABUの有用性は認められませんね。

そもそもアナリストが無登録業者に在籍したり情報提供したりするはずが無く、もしいたとしても悪事に手を染めている自称アナリストと判断するのが妥当でしょう。

そしてトップページ下部では「RAKUKABUならではの3つのメリット」として、

1.10名のアナリストによる診断結果を基に、最新のテンバガー情報を無料で提供
株価が10倍以上となる銘柄を見つけるには、いくつかの共通点や様々な条件がある。
その中でもテンバガーになりやすい銘柄を探し出す条件で、出回っている1つの条件を教える。
決して条件や共通点は1つではなく、
・上場から4年以内
・時価総額300億円以下
・創業社長、又は創業家が社長のオーナー企業
・社長が筆頭株主、又は2位株主
・急成長企業
などが挙げられる。
RAKUKABUは現在までにいくつものテンバガー銘柄を会員に提供してきた。
そこに至るまでの間も、会員への詳細説明やフォローサポートは欠かさずに尽力している。

2.安心・充実のサポート体制
株式投資はスピード・分析・判断力が必要になる。
連絡が可能な時間帯はバラバラなので、会員の状況を把握し、しっかりサポート出来る体制をとれる様に徹底している。

3.持っている銘柄の売却タイミングも診断
RAKUKABUが提供していない、会員が保有している銘柄も無料で診断する。
専属アナリストのテクニカル分析・ファンダメンタル分析など、色々な指標を使いながら分析していく。
世界情勢や政治状況など、膨大な最新の情報と照らし合わせ、会員の保有銘柄を分析する。
動かない銘柄や塩漬け銘柄などの今後の売却時期・説明等、親切丁寧に無料でサポートする。
銘柄の最新の詳細情報と莫大な情報量から導き出す、ピンポイントな急騰銘柄情報を電話でサポートする。
利益を増やすには銘柄選定はもちろん、一番大事なのは売買のタイミングと素早いリスク回避のサポートである。

を提示。

メリットという割には、トップページ上部・中央部で繰り返し伝えられていた内容で、さすがにうんざりしてきますね…

気掛かりなのは、「電話でサポートする」という発言。

特定商取引法に基づく表示を見てもメールアドレスが掲載されておらず、時代遅れのサイトという感は否めません。

金融商品取引業者の登録なしに違法で営業しているあたり、電話営業で言葉巧みに会員を騙し、有料情報に誘導している様子が窺えるのでは!?

ちなみに利用料金については、特定商取引法に基づく表示で「1,000円~(商品により変動)」だという事が分かりました。

安い価格を載せる事で会員登録へのハードルを下げ、顧客大量獲得を目指しているのでしょう。

しかしおそらく1,000円の情報など存在せず、数万円~数十万円の案件を勧めてくるものと思われます。

もし電話がかかってきても決して口車に乗らず、無視するかRAKUKABU・グロース株式会社の違法性を指摘するかが無難なところ。

最後にRAKUKABUを実際に利用した会員の声を見てみます。

ここでも7月8月という日付が使われていますが、何度もお伝えしている通り、RAKUKABUがドメインを取得したのは2018年9月なので、実績同様に捏造したものだという事が判明。

会員登録する前のページを見ただけでも、詐欺サイトの可能性が非常に高い事をご理解頂けたのでは!?

尚、ホームページと広告ページ(ランディングページ)の画像・文言は全く同じですので、特に比較する必要はありません。

RAKUKABUに会員登録した後に分かる事は?

RAKUKABUへ会員登録する価値は全く無いと言っても過言ではありませんが、情報収集の為に登録手続きを進めてみたいと思います。

上記フォーマットにメールアドレスを入力して「厳選銘柄を今すぐ受け取る」ボタンをクリックすると、すぐにメールが届きます。

このメールにある指定のURLを開くと、

・名前
・メールアドレス
・電話番号

の入力が求められました。

これらを入力して「送信する」ボタンをクリックする事で、会員登録が完了。

登録完了後にはメールが届き、3銘柄分の無料情報を受け取る事が出来ました。

(このメールでRAKUKABUのメールアドレスが「marketing@rakukabuline.com」と判明)

ただ、これらの銘柄は「テンバガー情報」を謳っているだけあって全て低位株で、1つの銘柄は5年以上、2つの銘柄は10年以上、株価が1,000円を超えていません。

RAKUKABUがなぜ「テンバガー情報」としてこの3銘柄を取り上げたのか根拠が示されておらず、適当な低位株を見繕って会員に提供しているだけなのでは?と感じてしまいます。

会員登録したにもかかわらず、会員専用のページが用意されていないのも寂しい限り。

これは「電話やメールで営業します」と言っている様なもので、私からすれば名前・電話番号の伝え損

今後どういった連絡があるのか分かりませんが、都度公開・追記していく次第。

ここまでRAKUKABUについて一通りチェックしてきましたが、

金融商品取引業者としての認可を受けていない無登録業者
銘柄情報提供実績と利用者の声にドメイン取得年月日以前の日付が使用されており、整合性が取れない
業務提携しているヘッドハンティング企業の名称が不明
「リスクが無い」という発言が見受けられるが、株式投資にリスクは必ずある
会員登録しても、会員専用のページが設けられていない

といった観点から、利用するのは危険と判断します。

RAKUKABUが2つのドメインを取得している件について

RAKUKABUについてインターネットで検索してみたところ、別途「http://rakukabufx.com/」というドメインを保有している事が判明!

このドメインページ(ホームページ)を見てみると、株運用を考えている人の新しいパートナーになるべく、RAKUKABUのアナリストが中立的な視点での調査・分析を通じて作成した上場企業レポートなど、有益な情報をメールマガジンで配信していると掲載されていました。

ドメイン取得年月日は2018年3月14日となっており、冒頭でお伝えした「運営期間は最長でも約4ヵ月」は誤りで、運営期間は最長で約11ヵ月という事になりますね。

尚、特定商取引法に基づく表示では、「http://rakukabuline.com/」で確認した情報とは異なる電話番号とメールアドレスを確認。

電話番号は「03-5656-9370」と「050-3142-9400」、メールアドレスは「marketing@rakukabuline.com」と「pr@rakukabufx.com」、それぞれ2つずつ用意されている事を認識しておいて下さい。

ただ、このドメインを発見した事により2つの疑惑が浮上。

それぞれ取り上げていきたいと思います。

RAKUKABUとNIKKEI SUPERは同一グループ?

1つ目は、RAKUKABUと「NIKKEI SUPER」が関係サイトではないのかという疑惑について。


[RAKUKABUドメイン情報]


[NIKKEI SUPERドメイン情報]

上記の様に、RAKUKABUとNIKKEI SUPERはIPアドレスが同じで、ドメインを取得した日付も1日違い。

又、両サイト共に、

・スマホの広告で発見した
・メールアドレスを登録しても特に会員専用のログインページが用意されていない

という点で共通しており、販売業者は異なるものの、強い繋がりがある様に感じます。

サイトを作成したシステム会社が同じという可能性がありますので断定は出来ませんが、いずれにしても両サイト共に無登録の違法サイトですので早急にサイトが閉鎖される事を望みます。

お手隙であれば、「NIKKEI SUPER 詐欺検証」をチェックしてみて下さい。

RAKUKABUとReal Time(リアルタイム)・Analyst(アナリスト)は同一グループ?

2つ目は、RAKUKABUと「Real Time(リアルタイム)」「Analyst(アナリスト)」が関係サイトではないのかという疑惑について。

トップページで使用されている文言が同じで、サイトデザインは違うにしても瓜二つという印象は拭えません。


[RAKUKABU トップページ(画像をクリックすると大きな画像が表示されます)]


[Real Time(リアルタイム) トップページ(画像をクリックすると大きな画像が表示されます)]

ただ、RAKUKABUが”分析”を”文政期”と誤植している事を考えると、RAKUKABUがReal Time(リアルタイム)の文言を盗用した可能性も残されています。

この件については、双方のサイトで何かしら発表があるのか注視する次第。

ちなみにRAKUKABUは「株式会社RAKUKABU」などと表記していますが、これは何でしょう?

販売業者はグロース株式会社ですよね?

突然この様な社名を出されても、サイト閲覧者からすれば困惑するだけでは?

そもそも株式会社RAKUKABUという会社は法人登記が確認出来ません

サイト作成者のミスやRAKUKABUのチェック体制の甘さが露呈しており、不信感が募るばかり。

無登録の違法サイトはこういった部分が怠慢と言わざるを得ず、淘汰されるべき存在なのは間違いありません。

尚、Real Time(リアルタイム)とAnalyst(アナリスト)は、サイト名だけ異なった株式会社ピジョンが運営するサイトである事は既に取り上げていますので、「Real Time(リアルタイム) 詐欺検証」「Analyst(アナリスト) 詐欺検証」をご参照下さい。

RAKUKABU 最新情報

2019年6月11日にRAKUKABUのホームページを開いたところ、サイトデザインがリニューアルされていました。

又、運営責任者が斎藤健司氏から村上俊夫氏へ変更となっています。

RAKUKABU 運営会社情報

[URL]http://rakukabuline.com/ , http://rakukabufx.com/
[販売業者]グロース株式会社
[運営責任者]斎藤健司 → 村上俊夫
[所在地]東京都千代田区平河町1-3-6
[電話番号]03-5656-9370 , 050-3142-9400
[メールアドレス]support@rakukabuline.com , marketing@rakukabuline.com , pr@rakukabufx.com


[特定商取引法に基づく表示]


[特定商取引法に基づく表示]

RAKUKABUの口コミ募集中!

RAKUKABUをご利用になられた方はいらっしゃいますでしょうか?

ご利用になられた方がいらっしゃいましたら、コメント欄への書き込みをお願い致します。

RAKUKABUが、仕手株詐欺を行う悪徳な評価の低いサイトなのか、株式投資を行う上で利用価値のある評価の高いサイトなのか、意見共有させて下さい!